なぜyeklaを始めたのか|デザイナーゆきこが語る、ブランドに込めた想い

30代、40代。暮らしの選び方が、変わっていく。
安さや流行だけでは選ばなくなって、でも、高ければいいわけでもない。
- 納得できるものを選びたい。
- 自分の暮らしに、ちょうどいいものを置きたい。
yeklaは、そんな想いから生まれたブランドです。
プロダクトデザイナーとして長年モノづくりに携わってきたゆきこが、「本当に欲しいもの」を自分の基準で作り始めた理由とは。
ブランドに込めた想いを、聞きました。
プロダクトデザイナーとして感じた、違和感

yeklaを立ち上げたきっかけについて、聞いてみました。
ゆきこさんの口から最初に出てきたのは、意外にも「違和感」という言葉でした。
「もともとプロダクトデザイナーとして、長年モノを作る側にいました。
でも実際に世に出るものは、コスト優先、流行優先、一時的に売れればいい。そんな判断で削られていくことが多くて。
本当はこうした方が、長く使えるのに。この素材なら、もっと気持ちいいのに。
そう思う場面が、ずっとあったんです」

素材の選び方、縫製の仕上げ、金具の質感。見えない部分にこそ差が出ることを、作り手として誰よりも知っていた。
でも、そこにコストをかける判断はなかなか通らない。
その違和感は、長い時間をかけて静かに積もっていったのだと感じます。
そして、ゆきこさん自身の暮らしにも変化が訪れます。年齢を重ねるにつれて、毎日手に取るもの、目に入るものに、少しだけこだわりたいと思うようになった。
「自分が30代後半から40代になって、暮らしの中でもう安さや流行だけでは選びたくないと強く思うようになりました。
でも、ハイブランドほど気負わなくていい。かといってチープでもない。そういうちょうどいいものが、意外と少なかった。
それなら、自分が本当に欲しいものを、自分の基準で作りたい。それがyeklaのスタートでした。
課題感というより、ずっと心の中に溜まっていた違和感をなくしてみたくなったんです」

誰かに求められたからではなく、自分自身がずっと欲しかったものを形にしたい。
yeklaは、そんなとても個人的な想いから始まったブランドです。
作り手としてのキャリアがあるからこそ、妥協したくないポイントがはっきりしていた。
気づく人には、ちゃんと伝わる。そう信じて始めたものづくりです。
「yekla」という名前に込めた想い

ブランド名の由来についても、聞いてみました。一見するとシンプルな響きのyeklaですが、その中にはいくつもの想いが込められています。
「eklaという言葉には、輝かしい、栄光といった意味があります。
いろんな流行を経験して、ただ新しいだけのものではなく、自分の目で選べるようになった女性たち。そんなイメージと重なりました。
人それぞれ、考え方も価値観もセンスも違う。でも、その中にも薄くても、必ず共通する美意識はある。そう感じています」

自分の目で選ぶ力を持った女性たちへ。その想いが、ブランド名の出発点になっています。
流行を追いかけるのではなく、自分なりの基準で暮らしを整えていける。
そんな姿に「ekla=輝かしい」という言葉を重ねたのは、とても自然な選択だったのかもしれません。
名前には、ゆきこさん自身のアイデンティティも重なっています。ブランドと自分自身を、切り離さずに作っていきたいという意志が見えます。
「知的に、美しく、年齢を重ねても輝き続けたい。そんなすべての女性に向けた、手の届くラグジュアリーブランドでありたい。
そこに、自分自身の名前yukikoのyを重ねて、yeklaという造語にしました」

そして、このブランド名にはもうひとつの想いがあります。
「女性の喜びや楽しみ、驚き、悩み。そういった日々の息づかいを感じながら、そっと寄り添える存在でありたいという想いを込めています。
忙しい毎日の中で、ふと目に入ったときに気持ちが整ったり、少し癒されたり、気分が上がる。何気ない空間を、さりげなく彩ってくれる。
そんな商品と、上質な日用品がつくる時間そのものを届けたいと思っています」
yeklaが届けたいのは、モノだけではない。暮らしの中に生まれる、穏やかな時間そのもの。
派手な主張はいらない。
でも、手に取ったときに「あ、いいな」と思える確かな質感がある。
ゆきこさんの言葉からは、そんな想いが静かに、でもはっきりと伝わってきます。
なぜ、30代・40代の女性なのか

yeklaは、30代・40代の大人の女性に届けたいブランド。なぜこの世代なのか、その理由を聞いてみました。
「まさに自分自身がその世代だから、というのが大きいです。
仕事、家族、子育て、自分の時間。全部をバランスよく抱えている世代。
若い頃みたいに安いから、流行ってるからでは選ばなくなって。
でも、高い=正解でもない。理由があって、納得できるものを選びたい。そう思い始める時期だと感じています」

毎日やることがたくさんあって、気がつくと自分のことが後回しになっている。
お気に入りだったものがくたびれてきても、つい「まだ使えるから」と先延ばしにしてしまう。
新しいものを選ぶ余裕も、じっくり探す時間もなかなか取れない。そんな経験に、心当たりがある方も多いかもしれません。
「イメージしているのは、忙しいけど、自分の感覚を大事にしたいと考えている人。
あるいは、そうなりたいと思っている人です」

頑張りすぎなくていい。でも、雑にもしたくない。
「これでいい」ではなく「これがいい」と思えるものを、自分の暮らしに迎え入れる。
この記事を読んでくださっているあなたも、もしかしたら同じように感じているかもしれません。
そんな小さな選択の積み重ねが、日々の満足感を静かに変えてくれるのだと思います。
yeklaは、その一歩に寄り添うブランドでありたいと考えています。
yeklaが目指す、これからのこと

最後に、これからのyeklaについて聞いてみました。ブランドとして、どんな存在を目指していくのか。
「流行に振り回されないブランドでいたいです。
数は多くなくていい。でも、ひとつひとつに理由があるブランド。
暮らしの中で、そういえばこれずっと使ってるな、yeklaの商品を選べば安心、と思い出してもらえる存在になれたら嬉しいです」

- デザインが主張しすぎないこと
- 素材が年齢を重ねても馴染むこと
- 使い勝手にストレスがないこと
- 見えない部分ほど、ちゃんとこだわること
数ではなく、理由で勝負する。派手さではなく、信頼で選ばれるブランドを目指す。
ひとつの商品に時間をかけて、納得できるまで素材や仕上げを追求する。
その姿勢が、ゆきこさんの言葉のひとつひとつから伝わってきます。
そして、ゆきこさんがいちばん届けたいメッセージがあります。
「忙しい毎日の中で、自分の好きを後回しにしている人に届けたい。暮らしを整えることは、贅沢じゃない。ということを伝えたいです」

自分のために選んだものが、毎日のそばにある。
朝、手に取るたびに少しだけ気分が上がる。帰宅して、ふと目に入ったときに気持ちが整う。
それだけで、一日の始まりや終わりが変わることがあるかもしれません。
yeklaは、これからも、そんな小さな変化を届けるブランドでありたいと思っています。
あなたの暮らしのそばに、yeklaがそっと寄り添える日を楽しみにしています。
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